産地情報
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2019年7月25日
エツ、また来シーズンに期待!
いくつかの水溜まりを残したまま季節が本格的な夏に移ろうとしています。
7月20日で今季のエツ漁(流し刺し網漁)が名残を惜しみつつ終わりました。今年は天候にも恵まれ、最近になく好漁で、漁師さん達の笑顔がとても印象的でした。
今日は、その漁師さん達の来年に向けたエツ放流の取り組みをご紹介します。
今年は好漁だったとは言え、昔に較べると漁獲量は少なくなっています。そこで、資源を増やそうと下筑後川漁業協同組合の漁師さんが中心になって、受精卵放流や稚魚放流に取り組まれています。
受精卵放流は、漁獲されたエツの卵を船上で受精させ、すぐに川に戻すという方法です。たくさんの数を放流できますが、その後の生き残り率は稚魚で放流するよりも低くなります。
稚魚放流は、受精卵を持ち帰り、ふ化したエツの赤ちゃんに餌を与え、約1ヵ月かけて約30ミリの大きさになるまで育てて放流するものです。漁師さん達の地道な努力が実って、今では毎年数十万尾の稚魚が放流されています。
受精卵放流も種苗放流も大変な苦労が伴いますが、来年、再来年の好漁を信じて努力されています。今年のエツ漁は終わりましたが、資源を増やすための漁師さん達の熱い戦いはまだまだ続くのです。
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