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産地情報

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2019年11月12日

大きくなって戻って来てね!(アユの産卵場造成)

山々の木々が色づくとともに今年のアユのシーズンが終盤となりました。

今年のアユ漁は、3年連続の豪雨により大きな影響を受けながらも、矢部川はほぼ平年並み、筑後川はやや不漁となりました。来年に期待したいところです。

アユのシーズンは終盤となりましたが、アユの産卵は今、真っ盛り。

来年の資源回復の一助にと、今年も漁師さんと一緒に産卵場の造成を行いました。

アユは流れの速い川の瀬の小石に卵を産みます。受精した卵はすぐに石に粘着してふ化を待ちます。ふ化した子どもは海に降って稚魚期を過ごし、来年の春にまた川を遡上してきます。

産卵場の造成は、アユが産卵する小石が砂などに埋まっているのを掘り返し浮き石の状態にします。一部は重機も使いますが、ほとんどは人力による大変な作業です。でも効果はバツグン! 今年もたくさんの卵を確認できました(写真)

産み付けられたたくさんの卵をみると、造成の苦労は吹き飛び、来年の漁への期待でワクワクします。海で大きく育って川に戻って来てね!

漁師さんと産卵場造成
漁師さんと産卵場造成
産み付けられたアユの卵<br>(半透明の白い粒が卵です)
産み付けられたアユの卵
(半透明の白い粒が卵です)
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