産地情報
【入荷情報】道の駅むなかた(宗像市)11月30日
JAF会員が選ぶ「九州・沖縄イチオシの道の駅グランプリ2020」で、総合2位に輝いた「道の駅むなかた」へ行ってきました!昨年よりワンランクアップしたそうです。おめでとうございます。
さて、本日のお魚は‥‥
おっと‥‥そういえば、昨日はシケていた上に月夜でした。明るい満月の夜には魚が獲れにくいので、漁を休みにする漁師さんも多いのです。失念しておりました。ですが、それでも売り場に魚がないなんてことはないので安心してください。
マダイ、スズキ、ヤズ、ヒラマサ、マアジ、マサバ、マトウダイ、サワラ、ヒラメ、ムシガレイ、コロダイ、アイゴ、ヤリイカ、サザエなどなど‥‥たくさんの魚介類が並んでいました。調理済みのものも多かったです。それと、道の駅むなかたは干物をはじめとした冷凍加工品が多いんですよね。今日のように鮮魚が少なめの日にも加工品は十分にあるため、ショーケースをのぞき込むお客さんも多く見られました。
また、道の駅むなかたでは昨年に引き続き「天然ブリ」予約販売を受付中だとのこと。成長するにつれヤズ、ハマチ、ワラサ‥‥と名前を変える「出世魚」のブリは縁起がよい魚とされ、福岡の正月には欠かせません。博多雑煮といえばあごだしベースのすまし汁にかつお菜とブリを入れるのが定番の形として知られています。
このように年越しの際に縁起物として食べる魚は「年取り魚」といって、関西ではブリ、東日本ではサケが一般的なんだとか。立派な見た目がめでたい席にぴったりであることや、冷蔵技術がない時代に塩漬けにして持ち運べたことなどが理由でこの2種類が親しまれたと考えられています。
年取り魚はブリ・サケだけに限らず、地域によってはタラだったり、ナメタガレイだったりとお国柄が色濃く出る様子。海に囲まれた日本の風土に食文化は深く結びついているんですね。あまり魚に馴染みのない方もこの冬は、ブリと一緒に新年を迎えてみては。