産地情報
糸島漁協の「特鮮本鰆」出荷始まる
11月2日朝3時、福岡市中央卸売市場鮮魚市場。"ウウウウ・・・・!"のサイレンで11月初めてのセリ開始。そーです!今日は令和2年はじめての「特鮮本鰆」の出荷日です。
「特鮮本鰆」は、糸島漁協が平成26年から取り組んでいるサワラブランド。脂がのった11月から出荷開始です。「特鮮本鰆」は、糸島漁協管内で①一本釣りで漁獲され、➁2.5kg以上のサイズで、➂高鮮度処理を施して、④11月1日以降に出荷されるサワラだけに付けられるブランド名。要件を満たしたサワラには、尾びれにタグ、出荷箱にシールのロゴマークを付け、糸島漁協が出荷した「特鮮本鰆」と分かる工夫をしています。
実は「福岡県」は全国でも有数のサワラ産地なのですが、以前は、地元での消費は少なく、市場でセリ落とされた福岡県産のサワラのほとんどは、サワラの消費地である「岡山」や「広島」へ転送されていました。
そこで、県内一のサワラ漁獲量を誇る糸島漁協では、地元福岡での消費拡大を目的に、サワラのブランド化に取り組んでいるんです。
ところで、福岡での「サワラの旬」である晩秋から冬にかけての時期は、「ブリの旬」に重なります。「コリコリと締まったブリの食感を好む福岡の消費者には、柔らかいサワラは敬遠される」との声もあったんですが、最近では県内の鮮魚店や量販店でサワラの切り身が販売されるようになり、飲食店などでは「刺身」や「炙り」などさまざまな料理で食べられるようになりました。
サワラは刺身や炙りのほか、煮物、焼き物でも美味しくいただけます。糸島漁協が心を込めて出荷する「特鮮本鰆」を是非、ご賞味ください。
また、11月7日からは糸島市の飲食店を中心に「糸島さわらフェア」も開催されます。「じざかなび福岡」でも情報を発信していきますので是非チェックして下さいね。
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