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産地情報

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2021年7月 2日

有明海でアサリ稚貝を移植放流

 有明海では、アサリの産卵は春と秋に行われます。秋に生まれたアサリは3月頃、目に見える大きさ(35mm程度)になり、6月には小指の爪ぐらいのサイズ(1cm程度)まで成長します。

 今年は矢部川河口の干潟にアサリの稚貝(1cm程度)が多く発生しました。しかし、アサリは低塩分に弱いため、大きな河川の河口域では、梅雨が終わる頃の大雨で死んでしまう可能性があります。

 そこで、アサリの稚貝の密度を下げ成長を促すとともに、大雨の影響を受けやすい河口域から離れた漁場に移すために、移植放流を行いました。

 移植放流は6/1921の3日間行われましたが、幸い雨予報にも関わらず好天に恵まれ、3日間でのべ177隻の船、443人もの多くの漁業者が参加し、「じょれん」という漁具を用いて、約100トンのアサリ稚貝を取り上げ、放流しました。

 移植したアサリは順調にいけば、来年の秋には3cmを超える漁獲サイズになることが期待されます。また、アサリが3cmを越えてから漁獲することで、卵を産むことができ、次の世代につながります。早く大きくなって、皆様の食卓にのぼりますように。





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