産地情報
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2021年7月27日
筑後川でエツを放流
5月1日に解禁になったエツ漁ですが、今年の漁は7月20日で最終日を迎えました。今年は天候にも恵まれ、例年になく好漁でした。
そんなエツですが、昔に比べると漁獲量は少なくなっています。そこで、下筑後川漁協ではエツの資源を少しでも増やそうと、毎年エツの受精卵放流や稚魚放流に取り組んでおり、8月まで放流を行っています。
受精卵放流は、漁獲されたエツの卵を船上で受精させ、その受精卵をすぐ川に放流するという方法です。一方、稚魚放流は、受精卵を持ち帰り、ふ化した赤ちゃんに1ヶ月ほど餌を与え、人間の手で約30mmの大きさまで育てたところで放流するものです。
エツは筑後川沿いの大川市・久留米市の料理屋さんや屋形船で様々な料理となって提供されます。エツは鮮度が落ちやすいため、現地で食べるのがおすすめです。
今年のエツ漁は終わりましたが、是非とも来年は足を運んで、漁師さん達が大切にしているエツを味わってみてください。