3月2～3日の2日間、オンラインにて第27回全国青年・女性漁業者交流大会（JF全漁連主催）が開催されました。

　本県からは、豊前海北部漁業協同組合恒見支所青壮年部の清水利彦さんが「「豊前海一粒かき」を守れ！～ひと手間と工夫で食害をシャットアウト！！」のタイトルで発表を行いました。

　この発表では、豊前海で10年ほど前から問題となっていた春先のカキのへい死がクロダイによる食害であることを突き止め、手間と経費のかからない「束ね垂下」を完成させ、食害防止に成功したことを報告しました。現在、「束ね垂下」は豊前海全域に普及し、「豊前海一粒かき」の安定生産に寄与しています。

　この取り組みは食害を防ぐだけでなく、限られた資源で漁業経営を効果的に行っていくという観点からも評価され、今回の農林水産大臣賞受賞となりました。