じざかなび福岡のロゴマークSP向け

じざかなび福岡のロゴマークPC向け

産地情報

産地情報
2022年7月14日

有明海の漁業者によるアサリ稚貝の移植放流が行われました

有明海のアサリの産卵期は春と秋です。

秋に生まれたアサリは、3月ごろから目に見えるようになり、6月には人の爪ぐらいの大きさ(1cm程度)まで成長します。

今年も、矢部川河口に広がる干潟にたくさんのアサリ稚貝が発生しました。

ところが、アサリは低塩分に弱いため、大きな河川の河口域では、近年頻発する大雨の影響を受けて死んでしまうことがあります。

 

このため、アサリ稚貝を大雨の影響を受けやすい河口域から離れた漁場に移す、移植放流を行いました。

 

移植放流は6月22、23日、7月7日の3日間実施し、延べ110隻の漁船、約280人の漁業者が参加し、「じょれん」という漁具を使って多くのアサリを取り上げて放流しました。

 

移植放流したアサリは、順調に成長すれば、来年の秋には3㎝を超える大きさとなり、漁獲サイズに達します。

アサリがより大きくなってから漁獲することで、卵を産む機会が増え、次の世代を残して、持続的に漁獲していくことができます。

 

早く大きくなりますように。

採捕風景
採捕風景
移殖したアサリ稚貝
移殖したアサリ稚貝
放流風景
放流風景
Select Language