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産地情報

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2023年7月 7日

有明海の漁業者がアサリ稚貝の移植放流を行いました!

今年も矢部川河口付近の覆砂漁場にて、沢山のアサリ稚貝が確認されました!

有明海のアサリの産卵期は春と秋で、写真の稚貝たちは去年の秋に生まれた子たちです。

3月には肉眼で見えるほどの大きさになり、6月には殻長1㎝を超えるサイズまで育ちました。

 

テレビ等でご覧になられた方もいるかもしれませんが、福岡県では毎年漁業者がアサリの移植放流を行っています!

今年は特に沢山の稚貝が確認され、漁業者の方たちも喜んでおりました!

 

なぜ、わざわざ移植をする必要があるのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの移植放流は、有明海のアサリを守り育てるうえでとても重要な取り組みなのです。

 

今アサリが発生している河口付近の漁場は、ひとたび大雨が降ると、川から大量の河川水が流れ込み、漁場が低塩分化します。アサリは低塩分に長時間晒されると死んでしまいます。

近年ではこの時期に大雨が頻発していることから、この取り組みはとても重要なのです!

 

福岡県では、アサリを漁獲できるのは殻長3㎝を超えてからです。来年までどうか無事に生き残って、私たちの食卓に届くことを祈りましょう!

発生した稚貝①
発生した稚貝①
発生した稚貝②
発生した稚貝②
アサリ稚貝取り上げの様子
アサリ稚貝取り上げの様子
放流の様子
放流の様子
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