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産地情報

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2024年4月22日

福岡有明のり、今漁期は終漁!早くも、来漁期の準備へ。

 10月中下旬の採苗(種付け)をもって開始されるノリ養殖は、半年後の4月には終漁を迎えます。福岡県有明海には、ノリ養殖のための支柱が約132万本も立てられていますが、これらは漁期終了後にすべて回収され、漁期開始前の9月にまた立てられます。ノリ養殖は真冬の極寒の中、夜間に海上作業を行う重労働ですが、暖かいを通り越して暑さも感じるこの時期に行う支柱撤去、残暑厳しい9月に行う支柱立てもまた重労働です。

 現在、支柱撤去が行われるかたわら、来漁期に使われるノリのタネの育成が既に開始されています。ノリのタネはカキ殻の中で作られます。カキ殻の上に蒔きつけられたノリのタネのもととなる糸状体がやっとカキ殻に潜り込み、少しずつ育ってきたところです。魚の骨のような形に見える枝の先に、ノリのタネが作られていきます。ノリ養殖は、ノリのタネの育成も含めると、一年を通して仕事があります。

ノリの支柱の長さは8~12m程あります。1本1本抜いていくのは、かなりの重労働です。
ノリの支柱の長さは8~12m程あります。1本1本抜いていくのは、かなりの重労働です。
カキ殻に蒔きつける前の糸状体です。ミキサーで細断し、蒔きつけます。
カキ殻に蒔きつける前の糸状体です。ミキサーで細断し、蒔きつけます。
糸状体が潜ったカキ殻。肉眼では、まだほとんど何も見えません。
糸状体が潜ったカキ殻。肉眼では、まだほとんど何も見えません。
カキ殻に潜った糸状体を蛍光顕微鏡で観察すると、オレンジに光ります。魚の骨のような形をしています。
カキ殻に潜った糸状体を蛍光顕微鏡で観察すると、オレンジに光ります。魚の骨のような形をしています。
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