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県民及び事業者の皆様へ
「福岡コロナ警報」の発動について

福岡コロナ警報

本日、県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議を書面で開催し、「福岡コロナ警報」の発動を決定したため、お知らせします。

福岡コロナ警報

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まず、現在の感染状況について。
新規陽性者数は、6月下旬以降、増加傾向にあり、7日移動平均で見ると、6月18日の約642人から、7月5日には約1,313人までほぼ倍増している状況です。
直近1週間の新規陽性者数は、全ての年代において増加しています。年代別では、30代以下が全体の約7割を占め、重症化リスクの高い60代以上は約1割で推移しています。
しかし、今後、感染拡大が続けば、高齢者の割合が増加し、医療提供体制への負荷が高まることが懸念されます。
地域別では、県内の全ての地域において増加しており、とりわけ、福岡市、北九州市と福岡地域での増加が顕著です。
新規陽性者の増加の要因については、

  • ワクチンの3回目接種などにより獲得した免疫が徐々に弱まった
  • 社会経済活動が活発となり、人と人との接触の機会が増加した
  • オミクロン株の新たな系統BA.5への置き換わりが進んでいる

といったことが考えられます。
国のアドバイザリーボードによると全国的には7月第1週時点で、約24%がBA.5に置き換わったことが推定されており、本県においても、今後BA.5への置き換わりによる陽性者数の更なる増加も懸念されます。

次に医療提供体制の状況について。
入院者数については、7月5日時点で335人。このうち、重症者数と中等症者数の合計は55人となっています。病床使用率については、7月5日時点で16.2%、重症病床使用率は、0.4%となっています。宿泊療養者数については、7月5日時点で531人、宿泊療養施設の稼働率は21.8%となっています。
これらを踏まえると、直ちに医療提供体制がひっ迫する状況ではありません。

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現在の感染状況をコロナ警報の各指標などで見ると、

  • 新規陽性者数の7日移動平均は、2週間以上、増加傾向が継続している
  • 病床使用率は、警報発動の目安である15%を上回っている(7月5日:16.2%)
  • 重症者数と中等症者数の合計は、増加している(6月27日:23人→7月5日:55人)
  • オミクロン株の新たな系統BA.5の検出数が増加している(6月22日~28日:3件→6月29日~7月5日:10件)

入院者数の7割以上を60代以上が占め、また、高齢者施設におけるクラスター発生件数が増加しています。
今後、7月の三連休や夏休みを控え、人と人との接触機会が増えることが見込まれます。感染が拡大すれば医療への負荷が高まる恐れがあることから、県民・事業者の方々へ感染防止対策の確認と徹底をお願いするため、専門家の意見や市町村との協議を踏まえて総合的に判断し、本日、福岡コロナ警報を発動します。

県の取り組み

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県では、引き続き、重症化リスクの高い高齢者などの皆さまの命を守る対策に重点をおいて取り組みます。
具体的には

  • 陽性者が発生した高齢者施設において、感染拡大防止策の指導・助言を行う医師・看護師を派遣する体制の強化
  • 必ずしも入院治療が必要でない場合、住み慣れたところで適切な治療を受けていただけるよう、施設からの要請に応じ、医師・看護師を往診に派遣
  • 潜伏期間が短いオミクロン株の検査を迅速に行うため、高齢者施設職員を対象とした検査方法について、週1回のPCR検査から、週2回の抗原定性検査へ変更
  • 重症化リスクが低い方への連絡方法を電話からSMS(ショートメッセージサービス)に変更し、重症化リスクの高い高齢者などの健康観察を重点的に実施

などを行います。

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ワクチン接種については、市町村と連携して、3回目接種及び高齢者などを対象とした4回目接種を着実に進めます。副反応が比較的少ないと言われている武田社のノババックス製ワクチンの接種会場について、7月3日に博多会場を追加したほか、8日に小倉会場を追加し、順次接種を実施します。

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感染不安を感じる無症状者を対象とした無料検査について、実施を継続します。県内の563ヵ所で利用できます。ぜひ利用してください。

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確保病床については、本日付で「フェーズ3」から「フェーズ4」に引き上げ、直ちに対応できる即応病床を436床増加させ(859床→1295床)、入院が必要な方を確実に医療につなげます。
宿泊療養施設については、本日付で久留米市内のホテルを新たに稼働します。また、7月8日に福岡市内、12日に北九州市内のホテルを再開し、受け入れ可能な部屋数を463室増加させ(938室→1401室)、24時間365日常駐の医師・看護師配置の下、重症化リスクの高い方を順次受け入れます。

県民への要請

5月31日に福岡コロナ警報を解除した後も、県民・事業者の皆さまには、感染拡大の防止に取り組んでいただいているところですが、今回の福岡コロナ警報発動にあたり、改めて、以下の点について、ご理解・ご協力をお願いします。

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まず、県民の皆さまには、三密の回避、手洗い、マスク、換気など、基本的感染防止対策の徹底をお願いします。最も重要な感染防止対策は私たち自身にあります。ご協力をお願いします。また、発熱等の症状がある場合は、外出を避け、医療機関を受診してください。特に、高齢者など重症化リスクの高い方との接触は控えてください。

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なお、マスクについては、熱中症のリスクが高まるため、屋外で人と十分な距離を取れる場合には、着用は必要ありません。

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ワクチン接種については、3回目の接種から5ヵ月が経過した高齢者などの方には、早めの4回目接種のご検討をお願いします。また、3回目接種がまだお済みでない方々についても、早めの接種をご検討ください。

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感染不安を感じる方は、現在、県内563ヵ所で実施している無料検査の積極的な活用をお願いします。

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外食の際には、県の第三者認証を受けた「感染防止認証店」をはじめ、業種別ガイドラインを遵守している飲食店の利用をお願いします。

事業者への要請

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飲食店を含む事業者の皆さまには、改めて業種別ガイドラインを確認し、その遵守をお願いします。特にこれからの季節は、エアコンの使用で窓を閉めることが多くなるため、換気の徹底をお願いします。

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祭り、コンサートなどのイベントの主催者は、規模・内容により、「感染防止安全計画」または「感染防止策チェックリスト」を作成し、換気の徹底や来場者の密集回避などの感染防止対策の着実な実行をお願いします。

最後に

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現在の感染状況を第6波当初と比べると、新規陽性者数や病床使用率の上昇ペースは緩やかです。しかしながら、感染が今後さらに拡大すれば、医療提供体制への負荷が高まり、県民・事業者の皆さまに対する更なる要請も検討せざるを得なくなります。感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るためにも、そうした事態を招かないよう、感染防止対策の徹底をお願いします。


福岡県における新型コロナウイルス感染症の患者の発生状況や県における取組については、「新型コロナウイルス感染症ポータルページ」をご覧ください。

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