有明海に夏の訪れを告げるクラゲ漁が７月１日に解禁になりました。

有明海の食用クラゲには、ビゼンクラゲとヒゼンクラゲの２種類があります。地元でアカクラゲと呼ばれるビゼンクラゲはやや小ぶりですが、値段が高く珍重されています。

海面に浮いているクラゲを大きなたも網ですくう「すくい網」や、「刺し網」で漁獲されます。

大きいものでは傘の直径が1ｍ近くになり、重さが20kgにもなるクラゲを、船上に引き上げる作業はとても重労働です。

獲れたクラゲは塩とミョウバンにつけて脱水などを行った後に出荷されます。このクラゲを食べる時はしばらく真水につけて塩分を抜き、これを小さく切ってそのまま酢醤油などをかけて食べたり、酢の物をはじめ、さまざまな料理の材料にもなるようです。こりこりして歯触りが良く、特に冷やしたクラゲは清涼感たっぷりで夏の味覚として最高です。

地元では鮮魚店の他、スーパーマーケットや道の駅などで販売されていますので、有明海にお越しの際には，ぜひ夏の風物詩であるクラゲをご賞味ください。