ヨシエビは西日本の浅海域に生息し、体長が10～15ｃｍほどの大きさに成長します。

火を通すと薄いオレンジ色となり、その身はプリッとして甘みがあるのが特徴です。茹でても、焼いてもおいしくいただけます。

豊前海では、このヨシエビ資源を増やすため、毎年、稚エビの放流を行っています。漁業者の皆さんが、1cmほどのエビを購入し、漁港内に設置した水槽で、約3ｃｍまで育てます。これは放流した後、すぐに砂や泥に潜って、スズキなどの魚類に捕食されることを防ぐためです。

今年度は9月20～21日に合計250万尾の稚エビを放流することができました。この稚エビたちが順調に育ち、皆様の食卓を賑わせることを期待しています。