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地魚関連イベント情報

県民及び事業者の皆様へ
福岡コロナ特別警報の発動について

7月22日、県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、「福岡コロナ特別警報」の発動を決定したため、お知らせします。

感染状況等

新規陽性者数と病床使用率の推移

まず、現在の感染状況について。
新規陽性者数は7月21日、過去最多の10,752人で、初めて1万人を上回りました。
7月22日はさらに増加し、12,155人となりました。
県内全域で感染が拡大しており、第7波の真っ只中にあります。

年代別に見ると、直近1週間では20歳未満が全体の4割を占める傾向が続いており、保育所、幼稚園、学校のクラス閉鎖や臨時休業が相次いでいます。
また、県内のクラスターは増加傾向にあり、7月に入って高齢者施設で32件(6月は19件)、医療機関で22件(6月は7件)発生しています。
なお、第6波の2月のピークと比較すると、60代以上の高齢者の割合は1割(2月は2割)、重症者数は6人(同20人)、重症者数と中等症者数の合計は213人(同491人)となっており、いずれも少ない状況です。
感染拡大に伴い、病床使用率や宿泊療養施設の稼働率は上昇しており、7月21日時点でそれぞれ56.3%、45.3%となっています。

福岡コロナ特別警報

福岡コロナ警報及びレベル分類

現在の感染状況などを「福岡コロナ警報」の各指標で見ると、

  • 新規陽性者数の7日移動平均は増加傾向が継続
  • 病床使用率は特別警報発動の目安である50%を上回っている
  • 重症病床使用率は極めて低い水準で推移している(7月21日:2.7%)
  • 重症者数と中等症者数の合計は増加している(7月6日=警報発動時:59人 → 7月21日:213人)
  • BA.5系統への置き換わりが一段と進んでいる(国立感染症研究所の推計では今週時点で96%に到達)

といった状況です。

県では、これまでに6回の感染の波を経験する中で、県民の皆さまの命と健康を守るための取り組みを積み重ねるとともに、医療関係者のご協力の下、医療提供体制を段階的に充実・強化してきました。

引き続き、

  • コロナ病床の増床
  • 陽性判明時のトリアージ徹底による医療資源の効率的な運用
  • 入院治療の必要がない軽症患者の早期退院や宿泊療養施設への入所
  • 回復患者の後方支援病院への転院の促進

などにより、医療のひっ迫を何としても回避していきます。

しかし、このまま感染拡大が収まらなければ、高齢者などを中心に入院者や重症者の増加が懸念されます。
また、医療従事者への感染拡大等により、医療への負荷が極めて大きくなる恐れがあります。

県では、7月6日に福岡コロナ警報を発動し、県民・事業者の皆さまに感染防止対策の徹底をお願いしてきました。
しかし、現在の感染拡大状況を踏まえ、一層の感染防止対策の徹底と、今後とも医療提供体制を確保していくため、専門家の意見や市町村との協議を踏まえて総合的に判断し、本日、「福岡コロナ特別警報」を発動します。

ただし、感染性は高いが重症化しにくいというオミクロン株の特性と現段階では行動制限を行わないという国の新型コロナウイルス感染症対策本部で決定された基本的な考え方を踏まえ、今後も感染防止対策を徹底しつつ、社会経済活動、学校・教育活動との両立を図るため、現段階では、県民・事業者の皆さまに対する行動制限を伴う要請は行いません。

福岡コロナ特別警報2

夏休みに入ってこれまで以上に人と人との接触機会が増える中、県民の皆さまに最大限の警戒感を持って感染防止対策を徹底いただくとともに、可能な範囲で医療への負荷をかけないような行動をとっていただくことをお願いします。
県は、県民の皆さまの命と健康を守るため、引き続き、医療提供体制の充実・強化に全力を挙げます。
皆さまと力を合わせて、社会全体でこの難局を乗り切っていきたいと思います。

県の具体的な取り組み

高齢者を守るための取組

具体的な取り組みとして、県ではまず、重症化リスクの高い高齢者などの命を守る対策に重点を置いて取り組みます。

  • 市町村と連携したワクチン4回目接種の促進
  • 高齢者施設職員の検査について、週1回のPCR検査から週2回の抗原定性検査への強化(8月から開始)
  • 高齢者施設の感染拡大防止策の指導・助言のため、医師・看護師を派遣する体制の強化(医師・看護師の登録数:15人→81人 7月15日から開始)
  • 高齢者施設で療養される方のため、医師・看護師を派遣し、往診などを実施(※医療機関の登録数:93)
  • 健康観察について、65歳未満で基礎疾患のない方への連絡方法を電話からSMS(ショートメッセージサービス)に変更し、重症化リスクの高い高齢者などに重点化(7月13日から開始)

などに取り組みます。

ワクチン接種

次に、ワクチン接種について。
医療従事者及び高齢者施設等の従事者への4回目接種について、市町村と連携して速やかに接種を進めます。
3回目接種に関しては、県では、ノババックス製ワクチンの接種会場を天神、博多、北九州の3か所に設置しています。
このうち、博多会場においては、設置期間を8月13日まで延長して接種を実施します。
この延長期間中は予約なしでも接種を受け付けます。

無料検査

感染の不安を感じる無症状の方を対象とした無料検査について、569か所の検査所における検査を継続します。
これに加え、お盆期間中、主要な駅・空港において検査を受けれるよう、8月5日(金)から18日(木)までの間、臨時の検査所を設置します。

トリアージ、病床、診療、宿泊療養施設

次に、病床の確保について。
陽性判明時のトリアージをさらに徹底します。
また、入院が必要な方が確実に入院できるよう、病床確保計画のフェーズを「4」から最終の「5」に引き上げ、即応病床を1,295床から1,681床に増床しています。
さらに病床を増やすため、全ての医療機関に対し、コロナ病床の増床を要請しています。
また、コロナ病床を効率的に運用するため、回復患者の後方支援病院への転院促進などを関係医療機関に要請しています。 休日・夜間においても重症化リスクの高い有症状者が受診できる体制を整備します。
宿泊療養施設については、7月28日に休止していたホテルの最後の1つを再開し、受入可能な部屋数は2,432室となります。

県民への要請

県民・事業者の皆さまに対しては、より一層の感染防止対策の徹底と、医療を守るためにご協力をお願いします。

基本的感染防止対策の徹底
基本的感染防止対策の徹底2

まず、ワクチン接種した方も含め、マスクの正しい着用、手指の消毒、三密の回避、換気などの基本的な感染防止対策の徹底を改めてお願いします。

換気の徹底

特に換気については、エアロゾル感染を防ぐためにも、エアコン使用中であっても十分な換気を心がけてください。

会食・会合

会食や会合など、人が集まる場所に参加する場合は、人との距離をしっかりと確保し、大声など感染リスクが高まる行動は控えてください。外食は、「感染防止認証店」など、業種別ガイドラインを遵守している飲食店を利用してください。

発熱等の症状がある場合

熱や倦怠感など、少しでも体調が悪ければ外出を控え、医療機関の受診を検討してください。

無料検査

熱などの症状はなくても、感染の不安を感じる方や、里帰りや旅行、会食などのご予定のある方は、県内569ヵ所で実施している無料検査をご活用ください。

高齢者等に会う場合

里帰りなどで高齢者などと会う場合は、屋内でもマスクを着用し、こまめに換気するなど、感染防止対策の徹底をお願いします。

ワクチン接種

ワクチン接種については、3回目の接種から5ヵ月が経過した高齢者などの方には、早めの4回目接種のご検討をお願いします。また、若い世代の3回目接種率は低い水準にとどまっており、感染による重症化や後遺症から自分を守るためにも、3回目接種がまだお済みでない方については、早めの接種をご検討ください。

医療を守るための協力

また、県民の皆さまには、医療への負荷をかけないような行動にご協力をお願いします。

救急外来

夜間・休日の救急外来の受診者が急増し、検査・診察までに長時間の待機を要しており、小児や高齢者、基礎疾患を有する方の診療が困難な状況にあります。軽度の発熱や咳、喉の痛みといった症状の方で、平日の日中に受診が可能な方は、お近くの診療・検査医療機関の受診をお願いします。

コロナが疑われる方で救急車を呼ぶかどうか迷う場合は、119番通報の前に、まずは24時間対応の「受診・相談センター」にお電話ください。

自宅療養

自宅療養者が増えています。ご自身が陽性となり、自宅療養する場合に備え、日頃から解熱剤や食料、日用品などの備蓄をお願いします。
自宅療養中に症状が悪化した場合には、平日の日中は保健所に、休日・夜間は専用ダイヤルにまずはご連絡ください。
また、保健所からSMS(ショートメッセージサービス)により、療養上の留意事項の連絡などが届いた場合は、必ずメッセージをご確認ください。

事業者への要請

飲食店への要請

飲食店を含む事業者の皆さまには、改めて業種別ガイドラインを確認し、その遵守をお願いします。特に今の季節はエアコンの使用で窓を閉めることが多くなるため、換気の徹底をお願いします。

イベント開催時

祭り、コンサートなどのイベントの主催者は、規模・内容により、「感染防止安全計画」または「感染防止策チェックリスト」を作成し、換気の徹底や来場者の密集回避などの感染防止対策の着実な実行をお願いします。

最後に

県と県民・事業者の皆さまで力を合わせて、コロナとの闘いに打ち勝ちましょう。皆さまのご理解・ご協力をお願いします。

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