産地情報
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2019年4月16日
「福岡有明のり」のタネの培養が始まっています
今シーズンの有明海のノリ養殖は終了しましたが、来シーズンの養殖に向けた準備はすでに始まっています。
ノリのタネは、夏の間カキ殻の中で育ち、例年10月頃行われるノリの種付けに使用します。
この種付けに使う「タネ」を作るために、カキ殻にノリのタネの元(フリーリビング糸状体※)を植え付ける「種入れ」からノリ養殖の作業はスタートします。
※フリーリビング糸状体:ノリは夏は糸状体、冬は葉体とその姿を変えます。糸状体は自然界では貝殻などに穿孔しますが、殻なしでも培養できることがわかり、品種の保存などに使われています。
漁業者が、「フリーリビング糸状体」をミキサーで細断し、顕微鏡で必要な数を確認した上でカキ殻に、じょうろでまきつけます。
フリーリビング糸状体はカキ殻に潜り込み、春から夏にかけてカキ殻の中で枝を伸ばして育ち、枝の先に「タネ」ができます。
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