筑後地域に初夏の訪れを告げるエツ漁が５月１日から始まります（漁期は７月20日まで）。

エツはカタクチイワシ科の魚で、体長30～40㎝になります。

その昔、弘法大師が筑後川を渡してもらった船頭に、お礼にと投げ入れた葦の葉が変じてエツになったという伝説が残されていますが、生物学的には、日本が中国大陸と陸続きだった頃から生息していた魚のようです。中国でも漁獲されていますが、上海蟹と並ぶ高級魚として憧れの魚になっています。

日本では、大川市、久留米市を中心とする筑後川下流域と有明海の限られた場所でしか獲れません。また、イワシの仲間で鮮度が落ちやすいため、本来のエツの美味しさを味わうためには現地で食べていただくのがベスト！

また、大川市では季節になると「えつ遊覧船」が運行され、獲れたての新鮮なエツ料理を舟遊びしながら楽しめます。

是非とも当サイトの「地魚応援の店」を参考に、ご賞味ください。

イチオシ地魚情報：エツ