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産地情報

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2021年6月 4日

エビの季節!

小型底曳き網(えびこぎ)漁で色々なエビが獲れはじめました。

IMG_1078_2.jpgこちらは博多湾で獲れたヨシエビ。地元ではスエビとも呼ばれる、クルマエビの仲間です。殻が短い毛で覆われており、触ると少しざらざらしています。

ヨシエビの性別は見た目で判別できるのをご存じですか?

お腹側を見たとき、脚の間に交接器をもっているのがオス。
オスの交接器がある部分にくぼみ(受精嚢)があるのがメス。
また、クルマエビの仲間は、メスの方が体が大きめです。

図1.png

ヨシエビは、子持ちの姿も有名な「ボタンエビ」のように卵をおなかにくっつけるタイプではなく、卵を海の中に放出するタイプのエビ。イセエビ以外のエビの卵はおおむね緑色をしていますが、この色は、生まれてすぐの子エビの栄養となる「卵黄」の色。卵の殻と中の子エビが透明なので、卵黄の緑色だけが透けて見えているのですね。


ヨシエビのメスは初夏頃に成熟期を迎え、卵がつまった卵巣が背中側に見えるようになります。

図2.jpg

これはまだ成熟してない‥‥

図3.jpg

これは成熟してる!背わたじゃないんです。
ちなみに、ヨシエビの場合は子持ちだからと特別価格になったりはしないようです。
エビを買ったときは観察してみてくださいね。

同じ網に入っていたクマエビ。脚が赤いのでアシアカエビとも。
同じ網に入っていたクマエビ。脚が赤いのでアシアカエビとも。
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