筑前海でごち網、釣り、はえ縄などで漁獲されます。
水深10～200mの岩礁や砂礫、砂底などに生息しており、尾びれの縁が黒いのが特徴です。
全長120cmに達する比較的大型の魚ですが、多く流通するのは30～70cm程度の大きさです。
福岡県は、天然マダイの漁獲量が全国トップクラスで、古くは延喜式(927年)に、全国10余のタイ産地の一つに名前が挙がっています。また、マダイに近い種類のチダイ（地方名：ちこ、ちこだい）やキダイ（地方名：れんこだい）も漁獲されます。
マダイは歯ごたえのある白身で、他の魚に比べて臭みやクセも少なく、また、鮮度の劣化が遅いのも特徴です。刺身やカルパッチョ、焼き魚、吸い物、煮付け、鍋、鯛めし、天ぷらなど様々な料理ができます。